子供たちはボールやラケットをうまく扱う前に 自分の身体をうまく扱えるでしょうか?
トランポリンは一見シンプルな「跳ぶ」スポーツですが、他のスポーツや運動では獲得しにくい能力があるのでいくつか紹介します。
【姿勢制御・バランス感覚】
空中で身体をわずかにひねる・開く・締めることで滞空時間や回転軸をコントロールします。
このミリ単位の身体制御能力を身につけると
①勝負を決める空中戦(ヘディング・スパイク・ジャンピングキャッチ等)で圧倒的に有利になります。
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②空中姿勢をコントロールできるようになると、着地が安定して怪我のリスクも下がります。
突発的な状況に対応する能力も格段に上がります。
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③着地が安定すると誰よりも早く動き出せます。
地上スポーツでも空中を制する者は試合を制します。

【空中認識能力】
跳躍中は、体の向き・高さ・回転力の速さなどを正確に把握する必要があります。
トランポリンでは反復練習の量が圧倒的に多いため、より早くより鋭く身につきます。
空間認識能力は広くイメージできればコート全体を認識することにもつながります。

【タイミング精度・一瞬のインパクト感】
トランポリンはベッド(跳ねる面)の反発を最大限に活かすために、自分のタイミングとベッドの戻りを完全に同期させる必要があります。
”全身でタイミングを合わせる動き”は「打つ」「蹴る」「キャッチする」などの動きと同じで、より正確でより強力なインパクト感を獲得できます。

【無意識下での恐怖制御】
トランポリンでは常に落下と回転のリスクが伴うため、反射的なバランス感覚と恐怖心のコントロールが自然と身につきます。地上スポーツでは恐怖を克服する要素はほとんどありませんが、恐怖やリスクを少しづつ乗り越えるトレーニングは勇気や自信だけでなく冷静な判断力も強化されるので、徐々に勝負強くなっていきます。「怖くても動ける心」が育っていきます。
トランポリンで力を磨いて次のステージへ!




